ミトヤ

日曜日に練習という腐ったスケジュールが組まれた。ysdは十六が開いてないということに気づいておらず、予定が狂ったなどと言って帰っていった。毎回十六に集団で押し掛けるのはぶっちゃけウザい。特にラクロス部グリークラブである。ラクロス部は春になると十六にとどまらずフジマルにまで新歓ポスターを貼っているためそれなりに親交が深いかと思えば、何人もの集団で席を占拠してはgdgdとくっちゃべりながら、頼んだメンビーの多めは一向に減る気配がない。ただのゴミクズであった。十六は結局立教のアホしか来ないため、十六一極集中は人間性が崩れる危険をはらんでいる。大学生たる者数多くの店に触れ、見識を広げておくべきである。

一方、俺はミトヤに向かった。ただのゴミクズであった。同行は新歓隊長、金髪ブタ野郎、KY王子の3人。野菜と肉×2、豆腐と肉、ナスと肉というごくスタンダードなオーダーで楽しく昼時を過ごした。

だがしかし、悲劇は訪れた。

K新
金俺 男2 男1壁

という配置で話を進めよう。男1は食事をしていて、その後男2が現れた。男2はオーダーをし、灰皿を頼みセブンスターで食事前の一服を始めた。まあここまではいつものミトヤである。俺たちは談笑を続けた。しかし今日はやたら煙の臭いが鼻につく。どうしたのかと思って右を向くと、男1がメニューを使って風を送っているではないか。そして男1は男2に対してついに文句をたれ始めた。こっちは食事中なんだ、外で吸えよみたいな内容で、男2もいわれのないクレームを受け(喫煙可、の席であった)口論が始まった。男2は店員を呼び、こいつ何とかしてくれみたいなことを告げた。しかし店員の反応は思わぬものだった。

「や、私に言われましても…」

ただのゴミクズである。喫煙者対嫌煙はだいたい世間の風潮では嫌煙が正しく勝つ者と相場が決まっているが、今回は男2に非はなく、かつトラブルの始まりは煙を嫌った男1である。そこでたばこに関する議論はこれ以上やっても2年の学年会議やグリフェス会議のように不毛になるだけであるので、店内空気を保つことを最優先にお客様(2人とも)外でやってくださいぐらい言えなかったものか。結局男2は腹を立てて帰ってしまった。食材の無駄である。

結局アホの男1とKYの店員のおかげで最悪だった。全員その時点では食事を終えていたのが幸いだった。ちなみにこの男1、最近はやりの禁煙ファシズムの申し子かと思いきや、ポケットにはDQNの象徴マルボロメンソールライトがささっていたのであった。よく分からん。