コインロッカー物語

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1234712995244.html
[なぜ無料のロッカーなのに100円入れるの?]

先日行われた悪循環合宿での話だ。浴場、というか脱衣所でのひとコマ。俺と金髪ブタ野郎、他にもいたかもしれない。五里霧中でかつ塩素臭い風呂からあがった後に、ロッカー(100円入れて戻ってくるやつ)がひとつ開いていることに気がついた。中には部屋の鍵とメガネとなぜか50円玉が2枚。不審に思った俺達は憶測でものを語り始めた。

「何だこれ」「忘れ物かね」「なわけねーだろ」「鍵あるしな」「持ち主まだ風呂じゃね?」「何で鍵かけないの?」「100円なかったんだろ」「ああ、50円ふたつ置いて100円入れました的アピールね」「でも鍵かけないロッカーって開いてるものとみなしていいんだよね」「いや、もしかしたら俺らが試されているのかも」「外人から?」「そう、なくなってたら日本人の民度が知れる、みたいな」「んなこと誰が考えるんだよw」

すると2メートルほど離れた所で体を拭いていた男がおもむろにロッカーから中身を取り出して去っていった。気まずっ。俺達はものすごい勢いで体を180度を転換し、何事もなかったかのようにおのおのの作業へと戻った。

というわけでその場で語られた100円ロッカーの謎。まさかmixiに出るとはな。語られた内容はだいたい正解であるようだ。ちなみに合宿中財布をほとんど持ち歩かなかった俺は100円ロッカーを使うことはなかった。