T-ON!

完全に更新停止モードに入ったようだ。単に書くのがめんどくさくなったんだが、これには自分が最高学年になったというのが大きいのだと思う。下にいた頃は、こんな風にはならない、と思って色々と文句を垂れていたわけだが、一番上になってしまうともはや老兵はただ消え行くのみであり、サークルのことになど興味がなくなって改善の必要性みたいなものには考えが及ばなくなってしまった。グリーク ラブがずっと糞のままだったのはここに理由があって、改善の権限を手に入れた頃には改善をする気がなくなってしまっているのである。

そんなわけで僕らにとっては最後の合宿だったのである。3年前は全員が集まれず合宿は始まる前に終わりを迎えた。今年も全員揃ってバスに乗ることはできなかったが、理由は大したことではなく、寝坊して新幹線で登場したトップパーマスは「遅刻ハゲ」という不名誉な称号を与えられたのだった。

一方我らがベースパーマスは何とかという理由のため1日滞在し、2日目の朝飯だけ食ってお帰りになられた。この一週間で、様々な意味合いで真のベースパーマスがあおskに代替わりしたことは言うまでもない。mえdはあおskにフジマルの2杯3杯はおごってやるべきであると思う。

僕が腰を痛めた(厳密には再発した)ことからも分かるように、今回の合宿はなかなかハードであった。稀に見る異常気象によって高天ヶ原も例年より気温が高く、窓を締め切った広間での練習は、高い室温と湿度のために僕らの顔だけではなく楽譜すらも歪めてしまうほどの不快環境の中で行われ、途中から広間に扇風機を何台も配置するという異例の事態となった。しかもk練もいつも以上に盛り上がりを見せ、休憩は申し訳程度にしか与えらず4日目の朝に至っては発声だけで3時間ぶっ続けるという精神的にもかなりクる練習を続けた。よく体調不良者がほとんど出なかったと思う。

「位置がおかしい」でおなじみのボイストレーナーが昨年のパンデミックをいい理由に合宿をサボったために、女声側は誰一人先生が来ないという遊び合宿であったらしい。発声1時間半、という男声の連絡にざわめくというのはただその程度だということだ。それと食後の恒例になっているプチアン関連のつまらない連絡はいい加減やめてほしい。こっちはスタンツ、課題班、休憩など一分一秒を争っているのだ。

こりん星の方はかわいそうだったと思う。事実、あの部屋は臭くて暑かったのだ。立っているだけで汗が吹き出すようなあの部屋で、一番の熱源に一番近いところでピアノを弾かされている。先生の都合やら何やらを最優先するというのは名ばかりで、学生練しかない女声が悠々と広くて天井の高さもあって窓を開ければしっかり風の通るホールを占拠しているというのは一体どういうことなのか。kmymが「場所の交換も考えてもいいかもね」みたいな事をつぶやいていたことはある程度評価しようと思う。食後の連絡でtkdが「練習はいつも通り"サウナ部屋"です」と言ったときに笑いの中から女声の「臭そう…」という声が聞こえてきた時にはさすがに「これだからブスどもは」という考えに辿りつかずにはいられなかった。

とは言えど色々あったようで今年の課題班は若干甘めの採点だった。「swy、あおsk、tkうc」という組み合わせの班ができた時は、さっさと上がらせてswy、あおskを抜けたベースパーマスの代わりに判定側に組み入れようという意図が見え見えでワザケイ氏ねと思ったものだが、終わってみればその班が最後に残ったのであった。少し見直した。

スタンツである。審査員にさせられた僕の感想をそれぞれ。

【TOP】何と言うかいつものトップだったと思う。今年は抑え目だったベースの代役をきちんと果たしたと言えるだろう。学年賞に輝いたtyskネタをはじめ、破壊力の大きいネタを繰り出してきたが、途中で間延びしたり全体として印象に残らなかったのが残念だ。

【SEC】tksk節が炸裂した。kssk、いsskなどなどとにかく人を使い捨てにして弾を打ち込んできたが、監督の思い通りにいかない部分が多々あったようで、一つのものを全員で創り上げる難しさを感じた。

【BARI】2位ではあったが今回のナンバーワンであろう。今までのバリトンはどこへ行ってしまったのか。テンポのよさ、最低限の下ネタと個々人のよさを引き出したそれぞれのネタ、全体的なステージ作りを高く評価したいと思う。

【BASS】僕たちは、スタンツの将来のためにあえて下ネタを封印した。トップバッターとしての最低限の仕事は果たし、女性票も獲得する至極スマートな勝利だったが、やはり期待に答えられなかったのは悔やまれる。

【SOP】また色仕掛けか…。hsnさんやkmskさんが惜しげもなく谷間を披露したことについては男としてポイントを大サービスせざるを得ないのだが、それ以外は特に印象に残らなかった。

【MEZ】相変わらずの休憩時間であった。全体的に投げやり感が漂い、あznynの孤軍奮闘を完全に水の泡と消した。ただ来年は何かをやってくれるような物言いであったので期待したいと思う。

【ALT】今回の3位。インパクトは絶大。おっぱいをメインテーマに起用し、(本当かどうかは分からないが)メンバーそれぞれのカップサイズを暴露するという暴挙に出た。面白かったものの、不快な場面も散見され審査員として強くプッシュする気にはなれなかった。

全体的に男声がおとなしめ、反対に女声は過激化した。一昨年のおkmr事変のこともあり、多少男声は様子見といったところだっただろうか。とりあえず今回分かったことは、女声は何をやっても許されるということだった。例え男声を叩こうとも他パートを叩こうとも、だ。客いじりは上級者のプレーであり、諸刃の剣であるということを分かっている奴らはどれぐらいいるのだろうか?安易な第四の壁破りはスタンツ自体がとてもつまらないものになりかねない。

とにかくこんなことになるなら、会議当初に出ていたもっと過激なネタを用いてもよかったと今更ながら思っている。今年優勝したなら来年以降しばらくは純粋に勝負をしにいくのもいいかもしれない。ベース優勝が決まった瞬間、誰よりも驚いていたのはベースの人間だった。来年は納得のいく形で飲み会に臨んでもらいたい。

大宴会を抜けけいおん最終回を見た。少し泣きそうになった。あずにゃんはテレビの前の僕らの分身だったのだ。みんな、ずっと一緒で、仲間なんだ。HTTの音楽はずっと僕らを繋いでるんだ。はいキモい。

けいおんから戻ると、居場所がなかった。今年はどの島もATフィールドを張っていた。1年はうるさいしリア充臭が漂って嫌だった。僕の中のリア充はああいうのを言っているんだ。結局2年より下の女声とは何の接触もなかった。おい、何とかランキングで僕に票を入れた女は出てこい。

いまいち腑に落ちないことが多い合宿だった。楽しかったけどね。