あしいた

まあ毎年のことだが昼頃に5号館の前に六大の応援団関係者が一堂に会していた。あの世界は僕らのテリトリーとは大きくかけ離れていて、同じ学ランを来た上司を見るたびに「失礼します」と大声で叫ぶ様子は、道行く経済学部(たぶん)が「キモイなww」とつい口に出してしまうのも無理はないように思える。ただoxoの言葉を借りて言えば「クソにクソって言われたくねーよw」というのが彼らの思うところであろう。社会的に蔑まれている文化の中にいるもしくは経験してきた人間は許容できる範囲が広い。狭い世界でしか生きてこなかった経済学部(たぶん)の発する「キモイなw」は心の奥底に潜む恐れであるということもできるだろう。ちなみに奴らは十六の方向に向かっていった。お前らは塩そばでも食ってろ。

僕が高校時代応援団にいたのは周知の通りである。あの時もひょんなことから入った、まあ要するに今現在合唱みたいなことをやっているのと同じ理由である。後悔はしていないがあの3年間がなかったら俺は今頃セカンドあたりにいたかもしれない。

でも、セカンドは、嫌だ。